不動産担保ローンのデメリットはどのようなものか

主な不動産担保ローンのデメリット

  • 返済できなくなった場合、競売になる場合がある
  • 変動金利の場合は、金利が上昇する場合がある
  • 小口ローンと比較して、審査に時間がかかる
  • 諸費用が必要となる
不動産担保ローンは大きな金額の借り入れになりますので、融資までの時間は数日間を必要とし、必要とする書類も多くなります。この部分はどこの金融会社でも大きな違いがありません。

初期費用については、事務手数料、不動産査定に係る費用(調査費用等とも言う)、抵当権または根抵当権の登記費用、収入印紙代など、融資を受けるために必要な手続きで掛る費用を実費で負担することになります。この部分は借入金額によって決まる印紙代等以外は、金融会社によって違います。負担は少なくありませんので、よく調べる必要があります。

不動産担保ローンの最大のデメリットは、将来返済ができなくなった場合、担保に入れた不動産を手放さなければならない、つまり不動産を売却して返済に充てるところにあります。

借り入れ人がご自身で売りに出すことを任意売却といい、金融会社が強制的に売却することを競売(*強制競売)といいます。借入人が自主的に売却しない場合、金融会社は裁判所に申し立てて強制的に競売にかけられます。どちらにしても担保不動産は失うことになります。
*法律用語では「キョウバイ」ではなく「ケイバイ」と読みます。「キョウセイケイバイ」

任意売却と強制競売は、不動産を売却することは同じですが大きな違いがあります。
任意で売却する場合は、通常は不動産会社に売却をお願いすることになります。つまり市場の価格(流通価格)での取引となります。

一方、強制競売は裁判所の設定する最低競売価格より上値で入札しなければなりませんが、その価格は市場価格よりも2割から3割は安いのが普通です。それでも債務が少ない場合は、売却代金で債務がなくなりますが、債務が大きい場合は担保不動産を売却しても、借入れ金が残るということなります。

仮に、債務が3500万円残っていた時点で、売却したとしましょう。
担保不動産が4000万円で売れた場合には、そのうち3500万円が返済にあてられ、500万円は手元に残ります。(費用関係などの細かい部分は無視しています)
逆に土地の値下がりなどで3000万円でしか売れなかった場合には、差し引き500万円の借入れが残ります。たとえ不動産を売却しても、この500万円は返済の義務があります。

不動産担保ローンは、長期で借入れをする場合も多いので、不測の事態は100%避けることはできませんが、万が一の場合も想定しておくことは必要です。
上記のような任意売却と強制競売には売却までの期間にも違いがあるため、早めに対応すれば残らない借入も、対応が遅くなったばかりに借入金が残ってしまうことにもなるからです。

最後にデメリットと言うべきか迷うところではありますが、不動産担保ローンを扱う業者の中には悪質な業者も存在します。全てのローン会社が信頼できる業者というわけではありませんので、大事な財産を失わない為にも利用の前に十分な情報収集などが必要となるわけです。当サイトが参考になれば幸いでございます。
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